2009年 10月 12日
吹き寄せ
このように数点の焼き物を盛り合わせて、吹き寄せにすると
この時期のおもてなし料理のアクセントになると思います。
なるべく肉厚の上等のどんこの干し椎茸を、じっくりと時間をかけて
戻します。軸をとり、絞らずにバターを溶かしたフライパンで、極j弱火で
両面各20秒づつゆっくりと焼きます。
これは、登紀子ばぁばと一緒にグッチ祐三さんからおそわりました。
この干し椎茸のバター焼きを中心に、松葉ごぼう(酒醤油で煮た)、銀杏、
焼き板、型抜きの人参の素揚げ、少し季節はずれですがニガウリの
薄切りの油焼き,それぞれに塩をふり、盛り合わせます。
椎茸にはけしの実をふります。
秋風で吹き寄せられた、枯葉の様子まで、お料理にとりいれて、しかも
おいしくしてしまう日本料理の遊び心に毎年、作りながら関心しています。